こんにちは。お酒買取専門店リカスタのコラムをご覧いただきありがとうございます。

当コラムでは、山崎や響、マッカランなど人気銘柄のお酒買取の相場動向や査定ポイント、さらにお酒にまつわる豆知識を専門店ならではの視点で解説しています。お酒を売りたい方や、安心して購入したい方に役立つ情報をお届けいたします。

以前のコラムで「偽物注意!山崎・マッカランなど偽物が多いお酒10選【お酒買取専門店が解説】」を配信いたしましたが、その中でも特に人気が高く、その反面偽物も多い【サントリー 響】に注目。

「響を高く売るためのコツ」と「偽物を買わないための見分け方」を徹底解説いたします。

近年ウイスキーブームによる相場の高騰で、高額取引されている国産ウイスキーですが、それに伴い偽物の流通が急増しています。

当店でも査定依頼をいただく中で、数多くの偽造ボトルを確認してまいりました。

過去は、「響ブレンダーズチョイス」に「響17年」のラベルを貼り変える簡易的な偽造が主流でしたが、最近では、偽造の技術が高くなり、空ボトルに別の液体を詰め替え、キャップフィルムやホログラムシールまで精巧に偽造されたボトルも出回っています。

特にオークションサイトやフリマアプリでの出品が多く、掲載写真が少ないと真贋の判別が困難です。

だからこそ購入や買取の際にはチェックポイントを押さえることが重要です。

響を購入・査定を依頼する際は以下のポイントを必ず確認してください。前述の通りキャップシールの偽造が多数ございますので、特にキャップ部分は要注意です!実際の偽造ボトルとの比較画像もございますので、ご参考くださいませ。

過去の偽物は、ラベル貼り換えが主流のため、印字や質感に違和感がないかご確認ください。

響チェックポイント【液面】

皆様が気になる偽物との比較はこちら

響ウイスキー偽物と本物の比較【ラベル】

左が偽物・右が本物となりますが、ボトル自体は空瓶・空ボトルを使用しており、両方ともラベルは本物ですので、見た目の変わりはございません。

偽物は別のウイスキーを詰め替えているため、液面の高さが本来と異なります。
異様に液面が高いなどは要注意です。

響チェックポイント【液面】

先ほどの偽物との比較画像を見比べますと、液面の差はございませんが、本物のボトル以上また以下で液面が違いますと、偽物の可能性が高くなります。

③キャップシール剥離面

現在は、キャップシールの偽造が多いため、剥離面の細部が本物とは異なります。

響チェックポイント【剥離面】

キャップ剥離面を偽物と比較すると…

響ウイスキー偽物と本物の比較【剥離面】

左の偽物は「OPNE」のフォントや太さが異なり、また印字もかすれております。

④キャップシール外周の「HIBIKI」文字

偽造ボトルは「HIBIKI」の印字が粗雑な場合があります。

響チェックポイント【キャップHIBIKI】

外周のキャップを比較すると…

響ウイスキー偽物と本物の比較【キャップHIBIKIロゴ】

こちらも剥離面同様に「HIBIKI」のフォント・太さが異なり、印字もかすれています。

⑤キャップ天面の造り

こちらの剥離面同様、細部が本物とは異なります。

響チェックポイント【キャップ天面】

キャップ天面を比較すると…

響ウイスキー偽物と本物の比較【キャップ天面】

キャップ自体も空瓶・空ボトルを使用しておりますので、両方とも本物の仕様ですが、中にはキャップ天面を作り変えているものもございますので、要注意です!!

⑥キャップシールのホログラムシール

ホログラムシールが本物とは印字が異なる場合があります。特に中央の「SUNTORY」ロゴは要注意です。

響チェックポイント【キャップホログラムシール】

中央のロゴ「SUNTORY」や両側の細かく印字されている「SUNTORY WHISKY」のフォントや太さが違う偽物ボトルを過去にございましたので、要注意です。

⑦ボトル裏のホログラムシール

最新のボトルは、ボトル裏にホログラムシールが貼付されています。流通年代の確認に必要です。

響チェックポイント【ボトル裏ホログラムシール】

偽物ボトルを比較すると…

響ウイスキー偽物と本物の比較【ボトル裏】

両方とも本物のシールが貼られていますが、左の偽物ボトルには、キャップのホログラムシールが付き始めた頃に貼付されて【HIBIKIシール】がございます。
偽物のボトルはこの【HIBIKIシール】が貼付されてたボトルを使用していることが多い傾向です。

⑧裏ラベルおよび箱の記載内容

流通年代の違うボトルと箱を組み合わせて売られているケースがあります。

響チェックポイント【裏ラベル記載内容】

⑨ボトル底の刻印

製造ロット・流通年代による刻印の違いがあります。

響チェックポイント【ボトル底】

LINEやWEB査定で写真査定を依頼する際は、上記チェックポイントがわかるように撮影することで、真贋査定がスムーズに行えます。

本物であることが確認できれば、次は高く売るための工夫が大切です。

長期保管によるラベルの変色・汚れや、箱の出し入れによりラベルに傷がつきやすくなっています。
またボトルの傷や欠けがないかの確認してください。
乾いた布でとれる汚れやほこりは取り除いてから、ご依頼ください。
濡れている布で拭き取りますと、ラベルの変色や破損が生じますので、ご注意ください。

ラベルやボトルの次は、キャップフィルムです。
キャップの剥離面のミシン目は破れやすくなっているので、キャップを持つと破れる可能性があります。
持ち運びはボトル自体を持つようにご注意ください。

ボトルの裏ラベルと箱の記載が異なりますと、整合性がございませんので、ご注意ください。

④液漏れの確認

夏場などは高温によりお酒が蒸発する場合がございます。また長期保管ですとコルクの劣化により、液漏れが生じますので、ボトルを傾けて液漏れがないかの確認をお願いします。また匂い漏れがないかの確認もお願いします。

⑤付属品(外箱・冊子など)が揃っているか

箱や冊子などの付属品がすべて揃っている状態が完備品となります。特に響30年は外箱の白い箱も付属品となりますので、ご注意ください。

響30年付属品
響30年付属品(ラベル保護の遮光紙・冊子・内箱・外箱)

⑥箱に破損がないか

箱に傷や凹みなどがありますと、減額対象となりますので、ご注意ください。
また響21年は箱の四隅が破れやすくなってますので、持ち運びは細心の注意が必要です。

響21年の取り扱いについては、下記をご確認ください。

響21年箱の破れに注意!!

⑦まとめて複数本売ることで査定額アップ

12本入りなどの専用ケースに入っており、ケースも未開封の場合は高価買取のチャンス!!

サントリー響ウイスキーケース

山崎・響・マッカラン・DRCなど高額取引されているお酒は、偽物の高いのが現実です。
こうした偽物を買わないためにもチェックポイントをご参考いただき、ご購入ください。

・オークションやフリマでは写真が不十分なことが多く、真贋判定が困難

・不安な場合は必ず専門店で査定を受けるのが安心

・無料査定を利用し、写真での事前確認を行うのがおすすめ

お酒買取専門店リカスタでは、写真を送るだけのLINE・WEBにて無料査定を承っております。

響ウイスキーを売りたい方はもちろん、「これって本物?」と不安な方もぜひお気軽にご相談ください。


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