「ウイスキーってアルコール度数が高いよね」なんて話をしたことはありませんか?

しっぽりと飲むイメージのあるウイスキーですが、アルコール度数が高いイメージもあります。

この記事では、ウイスキーのアルコール度数やほかのお酒との比較、銘柄別にウイスキーのアルコール度数についても詳しく紹介します。

ウイスキーの度数について気になる方はもちろん、これからウイスキーを楽しみたい方もぜひ最後まで読んでみてください!

ウイスキーは蒸留酒の一種で、一般的なアルコール度数は 40%前後 に設定されています。

世界中でウイスキーがつくられているため、ウイスキーの度数は各国によって異なりますが、アルコール度数40%以上であることを法的に規定されているのが見受けられます。

例えば、ウイスキーのルーツを持つスコッチウイスキー(イギリス・スコットランド)をはじめ、アメリカで造られるアメリカンウイスキーでは40度以上で瓶詰することが1つの条件として定義されています。

一方、日本では現時点で法的な定義が存在せず、「日本洋酒酒造組合」が2021年に自主基準として定めた製造・ルールが制定されています。そのため、近年では「ジャパニーズウイスキー」の基準を法律で明確に定める動きが活発になっています。

ビールやワインと比較すると、ウイスキーのアルコール度数はとても高いです。その理由は「「蒸留」という製法にあります。

ビール・ワイン・日本酒などの発酵で作られるお酒(醸造酒)は5~16%ほどですが、その醸造酒をさらに蒸留しアルコールを濃縮させたお酒が蒸留酒です。

ウイスキーは蒸留酒に分類されており、蒸留酒は醸造酒よりも非常にアルコール度数が高く強いお酒として知られ、その他にブランデーをはじめ焼酎、泡盛、ジン、ウォッカなどが分類されています。

ウイスキーと他のお酒を比較

お酒ごとのアルコール度数を比較すると、ウイスキーの位置づけが分かりやすくなります。

酒類容量アルコール度数
ビール500ml (中瓶1本)5%
ワイン120ml (1杯)12%
清酒180ml (1合)15%
焼酎180ml (1合)35%
ウイスキー60ml (ダブル)43%

比較すると、ウイスキーはお酒の中でも特にアルコール度数が高い部類に入ることがわかります。ストレートでは強さを感じやすいですが、加水や炭酸割りで調整することで幅広く楽しめますよ!

ウイスキーの中で通常の40%前後を超える「ハイプルーフ」や「カスクストレングス」と呼ばれるウイスキーも存在します。これらは「樽出し」に近い状態で瓶詰めされるため、ウイスキーの中でも特にアルコール度数が高いのが特徴です。

アベラワー アブーナ

「アベラワー アブーナ」は、アベラワー蒸溜所がつくるウイスキーで、熟成にこだわったシリーズ。シェリー樽熟成の濃厚系シングルモルトです。パンチの効いたカスクストレングスを体験したい方には特におすすめです!

アルコール度数:60%

ワイルドターキー レアブリード

「ワイルドターキー レアブリード」は、ワイルドターキーの力強さとバランスを両立したカスクストレングス・バーボン。バーボンの濃厚さを堪能したい人にぴったりです。

アルコール度数:58%

その他ウイスキー銘柄

ウイスキー銘柄アルコール度数
ブッカーズ約62~64%
ラフロイグ カスクストレングス約55〜60%
イチローズモルト カスクストレングス約60%


アルコール度数が高いイメージのない銘柄でも、カスクストレングスだと60%ほどの度数を持つウイスキーボトルは多くあります。

アルコール度数の高いウイスキーに興味のある方は、ぜひ「ハイプルーフ」「カスクストレングス」をキーワードに探してみてください!

日本を代表するサントリーのウイスキーも、アルコール度数は世界基準に沿った設定になっており、商品別に味わいの品質の観点から設計しているそうです。代表的な銘柄の度数は以下の通りです。

ウイスキー銘柄アルコール度数
サントリー 山崎 12年43%
サントリー 白州 12年43%
サントリー 響 ジャパニーズハーモニー43%
サントリー 角 ウイスキー40%

山崎は12年・18年など熟成年数が異なっても基本的には 43%。サントリーウイスキー全体を見ても、40〜43%が一般的です。

ウイスキーのアルコール度数の計算は、純粋なアルコールが液体全体に占める割合で表されます。

例えば、アルコール度数40%の原酒を水で半分に割ると、

40% × 0.5 = 約20%

となります。実際には密度や温度によって多少の誤差がありますが、加水量でおおよそのアルコール度数を計算することができます。

また、厚生労働省は「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」として、1日あたりの純アルコール摂取量が男性で40g以上、女性で20g以上と定義しています。

そうは言っても、普段の生活で純アルコール量がどれくらいか分からないと難しいですよね。

純アルコール量は簡単な計算式があり、お酒の容量(ml)アルコール度数アルコール比重0.8を掛け合わせると算出できます。

例えば、容量350mlで5%のビールの場合は「350×0.05×0.8=14g」となります。

アルコールの耐性は、人によって異なるため一概には言えませんが、アルコール度数や純アルコール量を意識して飲むことで、自分の体に合った適量を見極めやすくなります。

ウイスキーのアルコール度数は基本的に40〜43%。カスクストレングスなど「アルコール度数が高いウイスキー」では50%を超える銘柄もあります。

サントリーウイスキーでは山崎・白州・響が43%、角瓶は40%と覚えておくと便利です。

飲むときはそのままでも、水割りやハイボールにしても楽しめるのがウイスキーの魅力。アルコール度数を理解して、自分に合ったスタイルで味わいましょう。

参考元:
・アルコール|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html

・新版 ウイスキー検定公式テキスト


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